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2018.05.28 ニュースリリース

第63回木材加工技術賞を受賞
三菱ケミカルインフラテック株式会社と共同開発の
次世代蓄熱フローリングシステム

 公益社団法人日本木材加工技術協会(服部順昭会長)が、わが国の木材加工・利用に関する産業技術に貢献した功績を称え、これを表彰する今年度の「第63回木材加工技術賞」に、三菱ケミカルインフラテック株式会社(=以下三菱ケミカル社、本社:東京都中央区、社長:松本和広)と、永大産業株式会社(本社:大阪市、社長:大道正人)の共同開発による「潜熱蓄熱材内蔵フローリング【エコ熱プラス】の開発」が選ばれ、5月25日、木材会館(東京都江東区)でその受賞式が行われました。
 今回の受賞は、住宅の省エネ化が求められる中、施工性を考慮しフローリングの中に潜熱蓄熱材を組み込んだ点や、木質材料と機能的化学材料を掛け合わせて、新しい機能を付与したことなどが評価されたものです。
 当社では2015年3月から、次世代蓄熱フローリングシステム「エコ熱プラス®」の名称で販売しておりますが、この受賞を機にフローリング以外への用途展開を視野に入れながら、住宅の省エネ化に寄与する製品の研究開発に、より一層力を入れていきたいと考えております。
 ※「エコ熱プラス」は、三菱ケミカルインフラテック株式会社と当社の登録商標です。

今回の受賞に至った背景

 住宅の省エネ化が求められる中、床暖房パネル大手の三菱ケミカル社と当社は2013年に互いの技術力を融合させ、約5ミリのゲル状の潜熱蓄熱材を封入した12ミリ厚のフローリングと専用放熱パネルを組み合わせて、室内の温度を快適に保つことのできる次世代蓄熱フローリングシステムを開発しました。三菱ケミカル社と当社は、このシステムを「エコ熱プラス®」と名付け、2015年3月から発売を開始しました。
 公益社団法人日本木材加工技術協会(服部順昭会長)では毎年、わが国の木材加工・利用に関する産業技術に貢献した功績を称え、これを表彰する「木材加工技術賞」を選定しています。今回の受賞は、特別な施工法や専用の蓄熱槽を必要とせず、既存の12ミリ厚のフローリングの中に潜熱蓄熱材を組み込んだ点や、木質材料と機能的化学材料を掛け合わせて新しい機能を付与し、これまでにない素材を生み出す可能性を示したことなどが評価されたものです。
※社名(2013年当時):三菱樹脂インフラテック株式会社

今後の展開

 当社ではこの受賞を機に、フローリング以外への用途展開を視野に入れながら、住宅の省エネ化に寄与する製品の研究開発に、より一層力を入れていきたいと考えております。


  • 「第63回木材加工技術賞」受賞式
    服部会長(向かって右)より表彰を受ける三菱ケミカル社および当社
  • 「エコ熱プラス®」の内部構造

<問い合わせ先>
永大産業株式会社 マーケティング部 広報課
電話番号:06-6684-3058